女帝の椅子




歴史なんて嫌いだ



過去のことばっかり引っ張ってて馬鹿馬鹿しい



人間は確かな未来を見つめ



考えればいいのだ



「……それはお前が歴史苦手なだけだろ」



「…うん」



荒竹は俺と違って歴史(社会)が得意



どのくらい得意かというと偏差値80あったりなかったり



俺は偏差値30あったりなかったり



「まあ、お前は他の教科が出来てるし問題ないだろ」



「ん…まあな」



「女帝は勉強も完璧だろうな…」



こいつと話すとすぐに神童様のことになる



「頭良さそうだもんな…」