神童砂羽SIDE



嫌だ…!私のせいで南世さんが…!



青森に私の声は届かない



函南は黙ってカメラを回してた



止めなきゃ、私が…止めなきゃ



怖い…怖いよ



青森がまた南世さんを殴ろうとした



私はただ目を閉じて顔をそらした



「…ごめんなさい……!」



そう、何度も彼女に言った



「南世!砂羽!大丈夫か⁈」



聞き覚えのある声に反応して目を開けると青森を殴り飛ばす淳がいた