女帝の椅子




「え?」



遅かった



青森の蹴りが南世ちゃんに直撃した



「…‼」



南世ちゃんはその場に倒れこんだ



「南世さん‼」



青森がまた砂羽に触れようとしたら、南世ちゃんが力無く立ち上がった



「神童様に触らないで。神童様は三谷くんの大切な人なの」



南世ちゃんはフラフラしながらもそれだけはハッキリ言った



「ふざけやがって…」