女帝の椅子




廊下を走っていると南世にぶつかった



「わ…わりぃ」



「どうしたの…すごい慌てて」



「…砂羽、見なかった?」



「……探してみる!」



南世は何かを知っているようだった



「ありがとう!」



それだけ言うと俺はまた走り出した



俺は…俺は…



清水に代わって彼女を守るんだ