女帝の椅子




「綺麗でしたね」



「ええ、三谷にしたらいい所しってたじゃない」



当たり前だけど直には会えなかった



「あ、これどうぞ」



三谷はカシオペア座のキーホルダーをくれた



「綺麗だったんで」



確かにそれは綺麗だった



「…ありがとう」



私は無意識にお土産屋さんに行っていた



「色違い、あったわよ。こういうのは普通お揃いで買うものなのよ」



私は三谷にキーホルダーを渡した



「まだまだね」



三谷は嬉しそうな顔をした



「…ありがとうございます」