しばらく黙って俺らは歩いていた



お互い違う方向を見て



「…あなたのこと理解できたら、私はあなたを好きになるのかしら」



「…俺は理解できないけど神童様が好きです」



昔に比べたら素直になれた気がする



『好き』だなんて恥ずかしくて絶対に言えなかったはずなのに



俺、本当に神童様が好きなんだ…



「ねぇ」



「はい」



「土曜日、暇?」



ん?これは…



「え、あ…はい」



もしかすると…



「二人でどっか行きましょう」



デッド…間違えた



デートだ!