なんだこいつ…!
馴々しい!
こんな奴、国家機関の人間なわけない。
???「そうですね、申し遅れましたが私は河西と申します。あなたたちの指導者になりますから、よろしくお願いしますね…これでこちらを向いてくれますか?」
神無「…わかったよ」
わたしはそっと後ろを向いた。
スーツに黒縁眼鏡で、赤みのある茶髪の天パ。
これ、国家機関の人間じゃないな。
だってよく見たら耳に小さめのピアスしてるし、完全に20代前半のお兄さんだもんな。
河西「はははっ!その顔はなんですか?」
完全に怪しんでいる私の顔を見た河西は笑って言った。
河西「思い当たることがあるでしょう?」
