まさか…いや、考えすぎだ。

昨日あんな手紙が来てたから過剰になってるだけだ。






コツ…コツ…

神無「…っ!」

心とは裏腹に足は早まっていく。






コツコツコツコツ…

神無「!?」

後ろの奴も速くなった…!?

いや、たまたまだよ、たまたま。

しかし足音は同じペースでついてくる。

そのとき、あの騒動を思い出した。






後ろについてまわるものに怯えて生活する自分。

びくびくしていて私らしくもなかった。

もう後ろのものに怯えたくないと願っていた時は見えない恐怖だったが、今回はちがう。