何にビビってんだ…!

落ち着け、落ち着け!

破いてしまおうとするが、手が言うことを聞かない。

…持っているくらいなら良いか…

無理矢理制服の内ポケットにねじ込み、何もなかったかのように明日の準備を始めた。

もう忘れてしまえ…!












(:*****






神無「いってきます」

次の日、いつも通りに家を出た。

でも、いつもと違うところが1つ…

いくら進んでも、同じ車が目に入る。

しかも高級車だ。

嫌な予感がして、脇の小道を行くことにした。






コツ…コツ…

神無「!」

明らかに自分じゃない足音が聞こえてくる。