私が、はじめて、自分より、家族より大切だと思った。 私が、はじめて、どんなことがあっても、守りたいと思った。 そんな人に出会ったのは、本当に何気ない日々のなかで。 いつもならきっと、何でもない流れに忘れてしまうような、そんなふわっとしたものだった。