(side隼斗)
――――――――――――――――――
朝、テレビをつけてみたら。
「・・・はあぁ!?」
芸能ニュースは俺と水沢玲愛の熱愛報道で持ちきりだった。
「・・・何よ。どうしたの?」
「姉貴・・・。ちょっ、これ見て」
「・・・ホントに?」
「満奈に誤解されっかも・・・」
――――――――――――――――――
というわけで俺は今、寮に向かってる。
マネの車でね。
満奈に誤解されたら俺、もう無理。
生きてる意味がないといってもおかしくない。
「着いたよ」
「サンキュー!」
「あっ、隼斗!」
「何?」
「・・・明日。会見開くって、社長が」
その言葉に頷いてから俺は猛ダッシュした。
多分、1分ぐらいで着いたんじゃないか?
‟605”
部屋のドアノブをゆっくりと回す。
室内は暗かった。
リビングへと動く足。
まるで、何かを見つけたように・・・。
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朝、テレビをつけてみたら。
「・・・はあぁ!?」
芸能ニュースは俺と水沢玲愛の熱愛報道で持ちきりだった。
「・・・何よ。どうしたの?」
「姉貴・・・。ちょっ、これ見て」
「・・・ホントに?」
「満奈に誤解されっかも・・・」
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というわけで俺は今、寮に向かってる。
マネの車でね。
満奈に誤解されたら俺、もう無理。
生きてる意味がないといってもおかしくない。
「着いたよ」
「サンキュー!」
「あっ、隼斗!」
「何?」
「・・・明日。会見開くって、社長が」
その言葉に頷いてから俺は猛ダッシュした。
多分、1分ぐらいで着いたんじゃないか?
‟605”
部屋のドアノブをゆっくりと回す。
室内は暗かった。
リビングへと動く足。
まるで、何かを見つけたように・・・。

