それから1週間後。

―――キーンコーンカーンコーン

「はい、後ろから解答用紙持ってきてー」

長い長いテストが終わった。

結構解けたと思う。

まず、赤点は免れたかな・・・。

そ・れ・よ・り!

テスト終わったから!

満奈とイチャイチャ出来る!!

っしゃ、思いっきり鳴かせてやる。

それからの俺は、これからの満奈との時間に胸を躍らせていた。

太陽からは、

「隼斗、キモい・・・」

と言われる始末。

どうやら、頬の筋肉が緩みっぱなしだったらしい。





放課後。

満奈に1文、

“すぐ帰って来いよ!”

とメールして、寮に帰った俺。

今日からはもうスパルタ満奈ちゃんじゃない・・・。

わくわくしながら部屋に向かった。

すると、

―――ガチャッ

「ただいま」

後ろからドアの開く音と、愛おしい声が聞こえた。

それを聞き、俺はすぐさま振り返る。

「おかえり」

靴を脱ぎ、部屋に上がった満奈の腕を引いて抱き締めた。

あぁー・・・。

久々のこの感触、やっぱり心地いい。

「どうだった?テスト」
「かなり解けた。満奈のおかげで」
「それは光栄です」
「俺頑張ったから、褒美くれ」

笑顔の満奈にキス。

もう我慢しなくていい。

好きなだけ、満奈に触れる。