「はい、これ!美味しくなかったらごめんね?」

俺に可愛らしい袋を差し出す。

その袋を開け、星の形をしたクッキーを1枚手に取った。

「スター、か」
「そう!SuperStarにちなんで星の形にしたの。ハートがよかった?」
「馬鹿野郎」

馬鹿なんて言ったけど、ただの照れ隠し。

ハートの形のクッキーなんてもらったら、期待しちまうだろ?

「美味い」
「ホント?良かったぁ」

そんなに可愛らしく喜んでたら・・・、俺止まんないよ?

・・・いい事思いついた♪

「満奈も食う?」
「食べたい!1枚ちょうだい♪」
「じゃあこっちおいで」

小さなソファに2人並んで座る。

俺は小さめの星のクッキーをつまんで口にくわえた。

「口開けて」

口移しでクッキーを渡し、そしてそのままキスをした。

甘い。

クッキーよりも、何倍も甘い。