(side隼斗)

朝から満奈とイチャイチャして、上機嫌な俺。

今は夕方。

俺はリビングのソファに座り、テレビを見ている。

満奈は夕飯の準備。

キッチンに立って料理する満奈が、あまりにも久しぶりで。

あまりにも可愛すぎて。

あの白くて綺麗な首に、噛みつきたくなる。

テレビなんかそっちのけで、満奈を見ていた。

「なんか視線感じるんですけど」
「だって見てるもん」
「何で見てるの?」
「満奈が可愛いから~」

おどけたようにそう言った。

満奈からの返答はない。

シカトですか。

あー、そうですか。

無視するんですね。

「おい」

途端に、満奈をいじめたくなった。

どうやら俺様スイッチがONになったようで。

「俺の言った事、シカトしていいと思ってんの?」
「はっ!?」

焦り出す満奈。

焦りやがれ。

シカトされて俺、寂しいんですけど。

ソファから立ち上がり、キッチンに立つ満奈を後ろから抱き締めた。

「なっ、何?」

あ~っ、可愛い。

「今日は夜も頑張っちゃおうかな」
「遠慮しときます。明日に影響しそうなんで」

へぇ~。

これでもまだそんな事言えんのか。

こうなったら最終手段だ。

満奈を俺に溺れさせてやる。

満奈の顔を俺の方に向けた。

そして、

―――チュッ

ものすっげぇエロ~いキスをしてやった。