「やっと名前、呼んでくれた」 顔を上げ、ニコッと笑った。 心を開いてくれたのかな? まぁいいや。 「・・・可愛い」 「はぇ?誰が?」 「満奈が」 一瞬にして顔が熱くなるのを感じた。 “可愛い”。 そんなの、1回も言われた事ないし・・・。 リアクションに困る。 とりあえず、「ありがと」と返事をしておいた。 ・・・! そうだ!! 忘れかけたよ、少しだけ。 今言わなきゃ。 じっと、隼斗くんの目を見つめた。 「-----お誕生日、おめでとう」