Love♡LDK


大きく肩を上下させている隼斗。

走って来たの・・・?

ってか、いつ退院したんだろう?

どうしてここに?

聞きたい事はいっぱいあるのに。

驚きで、声が出なかった。

代わりに溢れ出てくるのは、

“会いたい”

“好き”

“愛してる”

あたしの気持ちを代弁してくれる涙だった。

隼斗は黙ったまま、あたしの方へと近づいてくる。

そして、

―――グイッ

腕を引っ張られ、

―――ギュッ

抱き締められた。

あぁ・・・。

この匂い。

この感触。

この体温。

懐かしい。

「満奈・・・」

少しかすれた声に、酷く安心した。

「俺さ、満奈の事全部思い出した」

う、そ・・・。

その言葉が、信じられなかった。

ホントに・・・?

でも、凄く嬉しい。





「やっぱり俺、満奈が好きだ」





―――ドキンッ

胸が高鳴った。

あたしだって・・・。

隼斗が好きだよ。