私と彰、翔也、美鈴の4人で病院に向かった。
受付の人に部屋を聞き、そこへ急いだ。
「ここだ」
彰がドアを開けた。
―――ガラッ
すると、そこにいたのは・・・。
たくさんの機械に囲まれた、
隼斗が、いた―――。
嘘、よね・・・。
「隼斗・・・」
翔也も美鈴も、驚きを隠せないよう。
「流川さんの御家族の方ですか?」
そんな時。
医者が、4人の元に現れた。
「先生っ!隼斗の容体は・・・」
彰が懇願するような目で言う。
医者はカルテをペラッとめくった。
「倒れているところを、夜道で発見されました」
そして―――、
「金属バットで頭部を殴られたようです」
信じられないような事を口にした医者。
金属バット・・・?
頭部・・・?
聞き覚えのある様な言葉。
・・・あっ!
「桜井仁菜ちゃんと、同じ―――」
仁菜ちゃんは金属バットで頭部を殴られ死んでしまった。
―――ゾワッ
寒気がした。
もしかして―――。
隼斗も、死んでしまうの?