次の週の日曜日。

この日、あたしは柳さんと会う約束していた。

そしてあたしは今・・・柳さん家の前にいる。

凄く豪華な家だった。

―――ピンポーン

チャイムを鳴らす。

すると、

「満奈ちゃんっ!」

家から柳さんが出て来た。

門を開けてもらい、家の中に入る。

洋風な感じの家だった。

「入って。今日は誰もいないんだ」

・・・何故かその言葉が妖しく聞こえた。

“今日は誰もいないんだ”って・・・それが何?

階段を上がり、ある部屋に案内される。

「ここ、俺の部屋」

柳さんの部屋は綺麗だった。

壁にはたくさんのユニフォームが掛けられていて、床にはバスケットボールが転がっている。

「バスケやられてるんですか?」
「あぁ、小中ずっとね。高校からは勉強に専念したから」

そうなんだー。

なんかバスケってイメージないんですけど・・・。

「俺、ちょっと下行ってくるね。どっか適当に座ってて」

そうあたしに促し、彼は部屋から出ていった。

あたしは小さめのソファに腰掛ける。

あぁ~っ。

緊張する・・・。

何かされそうで、怖くて仕方ない。

でも・・・頑張るしかない。

自分の身を守れるのは、自分だけなんだから―――。

そう意気込んでいた、その時。

―――キラッ

ソファの向かいにあるベット。

その下に・・・光るモノを見つけた。