「ただいま~」

18時。

今日は結構早く帰れた。

「おかえり」

隼斗はもう部屋にいた。

「いつ帰って来たの?」
「10時くらい。めっちゃねみぃ・・・」

昨日は忙しかったらしく、部屋に帰ってこなかった隼斗。

「昼寝しても寝足りない」

ホントに眠そうだね・・・。

「大丈夫?寝てていいよ」
「添い寝して?」

・・・はっ!?

なんか、聞き慣れない言葉が聞こえてきましたけど・・・。

「今何と?」
「添い寝して?って言った」

そっ、添い寝ですとぉ!?

あたしまだ、夕飯食べてないしお風呂も入ってないし。

でも、さっきのケーキがまだお腹に残ってるんだよね・・・。

夕飯いらないかな?

第一、プレゼント未開封のままなんですけど!

中身が気になる~!

「今日は抱かない。眠いから」
「うん・・・」

それを聞いて、ちょっと悲しくなった。

今日はシないのかぁ・・・。

・・・ってあたし、変態みたいじゃんっ!

ぶんぶんっと頭を振った。

もう2年も隼斗の近くにいるから、隼斗の変態さがあたしに伝染したな!

「して?」
「う~ん・・・いいよ」

眠そうな隼斗が可愛くて。

つい、Yesの返事をしてしまった。

自分の部屋に戻り、着替えをする。

お風呂・・・は、明日でいっか!

起きてちゃちゃっとシャワー浴びれば問題ないよね?

明日も仕事だし。

そうしよう!

1人で納得した後に、隼斗の部屋に向かった。