「続き、待てねぇのか?」

ニヤリと笑って、そう言った。

すると満奈は、

「・・・っ・・・」

恥ずかしそうにうつむいた。

図星か。

・・・ハッ。

「そうか、待てなかったのかー。そうかそうか」

からかうように、満奈の頬をツンツン突いた。

可愛い奴。

「隼斗も・・・ドキドキしてくれてる?」
「へっ?」

満奈がいきなり、そう言った。

「あたしはね、エッチする度にしてるよ」

ドキドキ・・・か。

俺だってしてるよ、毎回。

満奈があまりにも綺麗になっていくから、すげぇドキドキしてる。

「隼斗はいっつも余裕そうだから、なんかずるい」

やっぱ分かってねぇ・・・。

まぁ、余裕ぶってるけどさ。

実際、そんなの初めからないんだけど。

「おう。俺は余裕だけど?」
「ほらね。ずるいや・・・」

でも今はまだ、カッコ悪い事は言えないから。

もう少しだけ・・・満奈に俺をカッコよく映させて?

いつか・・・カッコ悪いところも全て、満奈に言うからさ。

今だけは許してな?

そんな思いを込めて、額にキスをした。

「上がるぞ」
「えっ・・・」

満奈がまた、悲しげな顔を見せる。

その顔は多分・・・“シないの?”って言う顔。

可笑しくて、つい笑ってしまった。



「大丈夫。ベットで思う存分鳴かせてやるからさ♪」



耳元でそう囁くと、満奈は顔を赤く染めながら笑った。

やっぱり、満奈最高。

18回目の誕生日も、いい日になった。