「早く言って?」
「ヤダヤダヤダ!」

全力で拒否る満奈が可愛い。

「何で?」
「恥ずかしいから・・・」
「言わなきゃキスしないよ?」
「えぇ~・・・」

そんなに嫌なのかよ・・・。

少しムカついた。

満奈は口を尖らせて、何かを考えてる。

「・・・じゃあ言う」

しばらくして聞こえて来たのは、満奈の低い声。

マジで!

その言葉を聞いて、俺は嬉しくなった。

「どうぞ♪」

あぁ~。

恥ずかしがる満奈、マジでヤバいんだけど。



「ご飯にする?お風呂にする?それとも・・・あたしにする?」



うっわぁ・・・。

ヤべぇ!

上目づかいでこう言われると、めっちゃドキドキする。

古いか?

でも俺にとって・・・1度は言ってもらいたかった言葉。

実際言ってもらうと、ホントにヤバいな!

「もうヤダ・・・」

顔を両手で隠し、その場にしゃがみこんだ満奈。

そんな姿が、愛おしく思える。

「合格。よく出来ました」

俺は、満奈の手を掴んだ。

手を退かす。

すると、満奈の真っ赤な顔がよく見えた。

「可愛すぎ」

そう言って、満奈にキスをした。

久しぶりのキス。

柔らかくて、暖かかった。

「んっ・・・ふっ・・・」

息苦しくなったのか、口を少し開けた満奈。

その隙を狙い、舌を侵入させる。

「んんっ!?」

びっくりした顔も最高に可愛い。

俺は満奈に溺れてる。