Love♡LDK


「よくお似合いですよ」
「ありがとうございます」

若い店員さんにそう言われて、嬉しかった。

んで、隼斗はと言うと。

ボーっとして。

頬を赤くして。

「満奈・・・似合いすぎ」

と、呟いた。

多分、聞こえたのはあたしだけ。

あと、他の男性店員さんも真っ赤になってたけど・・・。

あたしなんかのドレス姿で大丈夫なのかな?

「赤い方も着てみ?」
「うん」

あたしは再び、カーテンを閉めた。

そして、もう1つの方を試着。

・・・着てみて思った。

ベアトップって・・・谷間丸見えだね。

まぁ、隼斗だけに見られればいいんだけど。

―――――シャアッ

再びカーテンが開く。

すると、またまた歓声が上がった。

「桜井満奈って、スタイルいいですね・・・」
「胸もばっちりあるし・・・」

店員さんの、そんなこそこそ話が聞こえた。

スタイル、いいかな?

胸もあるかな?

谷間って言っても、ちょこっとしかないからね・・・。

・・・隼斗、また顔が赤くなってるよ。

しかも、さっきよりも3割増しで。

「どうかな・・・?」
「とても素敵ですよ!そうですよね、隼斗様」
「えっ!?あっ、いや・・・はい」

なんか・・・隼斗らしくない。

焦ってるっていうか・・・。

「さっきのよりも似合ってるよ・・・」

と、自信なさげに言った。

どうしたんだろ?

「じゃあ、これ着て行きます!」

隼斗は、自分もスーツにお着替え。

「「「ありがとうございました、隼斗様」」」

店員さん達に見送られ、あたし達は店を出た。