「満奈って何か欲しがってるモノありますか?」
「「うーん・・・」」

2人は懸命に考えてる。

「結婚指輪とか!」

Chisaが変な事を言い出した。

「あははっ!隼斗くんは満奈に結婚指輪あげるの?」

結婚指輪・・・。

それは、いつか渡す。

「もちろんあげますよ。他に誰にあげるっていうんですか?」

3人で笑った。

モデルの割に・・・すげぇ豪快に笑うな。

こういう女、嫌いじゃない。

「隼斗くんの愛は?」
「十分あげてますよ~♪」

毎日毎日、たっぷりあげてますよ。

「あっ、そうだ!」

Nanaが思い出したように声を上げた。

「ねぇ、満奈と隼斗くんってさ、週にどれぐらいシてるの?」

・・・はぁっ!?

顔に似ず、口から出て来たのはとんでもない言葉。

さすがに、他人に言うのは抵抗がある・・・。

「内緒です☆」

わざと可愛く言ってみた。

「じゃあじゃあ、シてる時の満奈ってどんな感じ?」
「えっ?」

シてる時の・・・満奈?

言えるわけねぇ!

俺だけの満奈だ!

「秘密です」
「ケチー」

Chisaが口を尖らせた。

ケチで結構。

満奈の事は誰にも言わねぇ。

「満奈ねー、最近超欲求不満らしいよ」
「・・・はっ?」

Nanaが突然、そう言いだした。

超?

欲求不満?

毎日シてるのにか?

「あー、この前そう言ってたね」

Chisaもその発言に同意した。

「それ、詳しく教えてくれますか?」
「いいよ。あのね・・・」

俺は2人の話に耳を傾けた。