「んぁっ・・・」

今日の満奈はいつもよりもいい声を出す。

恥ずかしいのか、動きがぎこちない。

そんなところも可愛い。

愛おしい。

「もうダメ・・・」
「早くね?さっきイったばっかりだろ?」

態勢が変わっても、俺が優位なのには変わりない。

「あんっ・・・」
「いい声。もっと鳴いて?」

本気で壊したい。

満奈が愛おしくてたまらない。

離したくねぇ。

誰にも渡したくねぇ。

それくらい大事な女。

満奈・・・。

「愛してる」

そう伝えると、彼女はにっこり笑った。



いつの間に寝たんだ・・・?

目が覚めた時には、太陽の光がカーテンの隙間から漏れていた。

「おはよ」

満奈は既に起きていた。

「何してた?」
「隼斗の寝顔見てた~」

あぁ~・・・。

何でコイツはこんなに可愛いんだろう。

他の奴らに見せたくない。

「・・・満奈」
「何?」
「・・・ずっと、俺の隣にいろよ?」

真剣にそう言ったら、満奈は少しだけ笑った。

「何?急に。言われなくたって離れないもんね」

その言葉がたまらなく嬉しくて、満奈にキスをした。

「あたし達って・・・ホント、バカップルだよね」

満奈の呆れた様な顔。

でも、どこか嬉しそうで。

「満奈が相手だからいい」
「・・・あたしも、隼斗だからバカップルって言われてもいい」

2人向かい合って、笑い合った。