2人で浴槽に浸かる。
いつも通り、満奈を後ろから抱き締めた。
「狭い」
「いいじゃん、密着できるんだから」
「俺様変態馬鹿隼斗」
今けなされたような気がするけど・・・。
気のせいだよな?
また綺麗になった満奈。
マジで抱きたいんだけど。
でも、その話をするとまた口を聞いてくれないから・・・。
キスで我慢する。
「満奈、こっち向いて?」
満奈の顔が俺の方に向いたと同時に、唇を塞ぐ。
俺の首に腕を回した満奈。
身体も、俺の方を向かせた。
この態勢・・・満奈が俺にキスしてるみてぇ。
まぁ、全然悪くないんだけど。
「ねぇ・・・隼斗?」
「ん?」
キスを終えた後。
満奈が潤んだ瞳で俺を見つめた。
―――――ドキッ
そんな満奈があまりにも綺麗で・・・。
胸が高鳴った。
「シよ?」
「あぁ。・・・ってはぁっ!?」
「ダメ?」
全然ダメじゃねぇ!
むしろ全然OKなんですけどっ!
でも・・・何でいきなり?
「お前が上だぞ・・・?」
念のため、そう言っても。
「いいのっ!」
と、俺に抱きついて来た。
「あたし、欲求不満・・・」
マジかよ。
そんな色っぽい声で言われると・・・ヤバいんだけど。