「おやすみ~」
「明日も頑張ろうね!」

そう言い合って、あたし達はそれぞれの部屋に入った。

広い2人部屋に、あたしは1人。

「はぁ~・・・」

ベットに寝っ転がった。

疲れたなぁ・・・。

でも、それ以上に楽しかった。

―――――♪~♪~

不意に、ケータイが鳴った。

メールだ。

誰だろ?

ディスプレイに映る名を確認した。

・・・隼斗だ!

あたしはついニヤけ顔になってしまう。

――――――――――――――――――

今日はお疲れ。
・・・大丈夫だったか?

早く帰って来いよ。
この俺様を待たせてるんだから。
 
         隼斗

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気遣いが嬉しかった。

この前の事件の事を知ってるからね・・・。

会いたいよ。

今は無理でもせめて・・・声だけは聞きたい。

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うん。
全然大丈夫だよっ!

あたしだって早く帰りたいよ。
・・・寂しいもん。


ねぇ、電話してもいい?

          満奈

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気がついたらそんなメールを打ってた。

それから1分もしないうちに、また鳴るケータイ。

もちろん、隼斗からで。

「もしもし?」
『満奈?・・・よかったな』

その一言に安心した。