―――――バシャッ

―――――バシャッ

「きゃあ!・・・それっ」
「やったなこの野郎」
「やめて~!」

それから俺らは、プールではしゃぎまくった。

水を掛け合ったり、競争してみたり。

ウォータースライダーにも乗りまくった。

「はぁ~。やっぱ流れるプールは最高だね」

満奈が浮輪で水面に浮きながら言った。

俺はそれについて行く。

「楽しいか?」
「うん!」

満面の笑みに、俺はホッとした。

よかった。

こんなに喜んでくれたから・・・連れてきてよかった。

「隼斗!」

満奈の声が、館内に響く。

「何?」
「今日は・・・ありがと!」

浮輪から降りて、俺に抱きつく満奈。

「楽しかったよ。また・・・来たいな」
「おう。いつでも連れて来てやるよ」
「ホント?・・・じゃあ約束~」
「ん、ほら」

小指同士を絡めた。

子供っぽい事かもしれないけど。

・・・こんな小さな事に、幸せを感じるんだ。

やっぱり俺、満奈とずっと一緒にいてぇな。

ってか離さないし。

―――――チュッ

そっとキスをした。

「・・・んっ!?・・・」

あっ・・・。

俺の手が勝手に・・・。

「ちょっ、隼斗!」

満奈の胸に行ってしまう。

「ここでヤるか」
「えっ、ちょっ、・・・あっ」

俺の首に満奈の腕が回る。

多分・・・それは合図。

「大好き」

それだけ言って、俺は満奈の水着の紐を解いた。