(side隼斗)

何だよ・・・満奈のあの格好。

メイド服とかマジないし。

白くて細い脚に・・・おっさん共が釘付けじゃねぇか。

今日は如月祭。

ステージ発表も終わって、太陽と校内をブラブラしてた。

んでたまに、写メ撮られたり、サイン求められたり、逆ナンされたり、逆ナンされたり・・・。

大忙しだよ。

ある意味。

そんな人だかりを掻きわけて、着いたのは俺のクラスである2A。

そして、その前にいたのが・・・メイド服姿の満奈。

可愛すぎる。

似合いすぎだし。

でも・・・他の男共が鼻の下伸ばしてみてるのが気にくわねぇ。

満奈は俺のモノだっつーの!

だから。

「あれ?満奈さん、メイド服なんですか・・・?」

声をかけてみた。

すると、満奈はびっくりしたような顔を見せた。

いやいや・・・。

俺の方がびっくりだっつーのっ!

何で言ってくれないわけ?

「はい・・・。無理矢理着せられました・・・」

しょぼんとする満奈。

無理矢理か。

なら・・・仕方ねぇか。

「ねぇ満奈ちゃん。後でそのメイド服・・・脱がせてもいいかな?」
「はっ、はい!?」

今何つった・・・?

このエロ親父。

「気持ちいい事してあげるよ・・・?」

眼つきがいやらしいっつーの。

大体・・・脱がせるのも気持ちいい事してやるのも俺だし。

「えっ、遠慮しますね」
「そんなぁ・・・」

満奈が拒否ると、その親父は残念そうにどっか行った。

危ねぇなぁ・・・アイツ。

「気をつけてくださいね?変な人がいますから」
「はい・・・」

そして、満奈の耳元で。

「その服、部屋に持ってこいよ?」

と囁いた。

いやぁ・・・今日の夜が楽しみだな♪