菜々子があたしに近づいてきた。

「一緒にお風呂入ってんの?」
「うん、まぁ・・・ね」
「恥ずかしくない!?」
「最初は恥ずかしかったよ。でももう慣れちゃった」
「「きゃあー!」」

黄色い声を上げる2人。

もう、あたしばっかりいじられてるよ・・・。

あたしって、ドM!?

「で、エッチの方は?」
「イけるの?」

はぁ・・・。

なんでこの人たちはエロい事しか考えられないんでしょうか・・・。

逃げ出したぁい。

「隼斗くん、上手い?」

やめてよ、もう・・・。

「満奈、顔真っ赤~。可愛い♪」

あたし、可愛くなんてないから。

その言葉はお世辞として受け取っておくよ。

ドウモ、アリガトウ。

「上手いかどうかなんて分かんないよ。でも、エッチの時は純粋に隼斗だけを感じられるから・・・そこは嬉しいかな」
「きゃあ♪ごちそうさまぁ~」

このエロ暇人どもがっ!

「そういや千咲と菜々子は彼氏いないの?」
「いないから集まってるんだよ~」

あっはっは、と豪快に笑う千咲。

とてもモデルとは思えん・・・。

「あたしはいるのに集まってるんだけど・・・」
「いいじゃない♪私達は親友なんだからさ」

それからいろいろ仕事の話とかをして、女子会はお開きになった。

やっと解放される・・・。

と思いきや。

「満奈ぁ~」
「これ、私達からのクリスマスプレゼント♪」

そう言って渡された箱。

綺麗にラッピングされてる。

何だろう?

「隼斗くんと2人で見てね~」

千咲と菜々子のエロ星人2人の事だから、なんか怪しい。

警戒しながらその箱を部屋に持って帰った。