「このバカップルが」
「えっ?誰と誰が?」
「満奈と隼斗くんに決まってるでしょ」
「うーん、バカップルかなぁ?」

あたしの発言に、千咲と菜々子がため息をついた。

只今千咲の部屋で女子会中です。

運よく真琴はいないので・・・。

3人で恋バナしてます。

まぁ、主にあたしの事なんだけどね。

「いつもシてるの?」
「ほへっ?・・・なっ・・・菜々子!」
「あら、よく分かったわね」

可愛い顔してる割にちょっとエロい菜々子・・・。

ついていけないわぁ。

「毎日!?それは大変じゃないの?」

ほぉ~ら。

千咲まで食い付いてきちゃった。

うぅ・・・。

「で、隼斗くんって激しいの?」
「千咲の馬鹿ぁ!」

2人とも何故か、あたしの話に興味津々。

はぁ・・・。

心の中でため息をつく。

「基本優しいよ。でもたまに朝からヤろうとするから・・・」
「きゃあーっ♪朝からだって、千咲!」
「ヤバぁい!隼斗くんったら大胆ね~」
「・・・さよなら」

あたしは立ち上がって玄関に向かった。

「あっ、待ってよ満奈ぁ~」
「ごめんごめんっ!」
「・・・もうっ」

2人に腕を引かれ、元の位置に座る。

「ねぇ、聞かせてよ♪満奈と隼斗くんのラブラブデイズをさ!」
「うんうん。聞きたぁい」

ホントに、この2人には敵わない。

「え・・・とね?まず・・・」

朝起きてキス。

行ってきますのキス。

ただいまのキス。

お風呂でうなじにするキス。

そしてベットでキスとエッチ。

「最低でも4回はキスするよ?」
「やっぱりバカップル・・・」

千咲は呆れたように、でもどこか羨ましそうに言った。