(side隼斗)

超嬉しかった。

・・・なんも言えねぇ。

満奈がまた、俺の元へ戻って来てくれた。

もう離さない。

ずっと、俺の隣にいろよ?

強制だからな?

覚悟しとけよ?

愛おしい満奈・・・。

あれからドラマの撮影も無事?に終わり、満奈を連れて俺らの部屋に帰って来た。

「久しぶり・・・」

満奈が来たのは・・・、あれ以来。

“別れよう”って言われた日以来。

今日撮影が終わってから、2人で工藤の所に行った。

アイツは笑っていた。

“なぁんだ。もうくっついちゃったの?つまんないの。満奈?いつでも俺のとこに来ていいんだからね?”

その言葉に俺は「馬鹿野郎」とだけ言った。

・・・つーか、気になる事がひとつ・・・。

「満奈?」
「んー?なぁに?」

満奈を後ろから抱き締めた。

マジで抱き心地最高・・・。

「・・・嵐とどこまでやった?」

そう・・・。

それだけが気になってしょうがねぇ。

「えっ・・・とぉ・・・」

完全に目が泳いでる・・・。

まさかとは思うが・・・。

「まさか、エッチしてねえよな?」
「・・・」

今度は黙りこむ。

「・・・・・・ごめんなさい」

・・・許さねぇ。

工藤の野郎・・・!