「う、そ・・・」
「嘘じゃねぇ。俺は満奈だけが好きだ」
あたしは、ずっとずっと・・・。
―――――その言葉を、待ってたんだ。
「あの日はきつく言って悪かった。あの後凄く後悔した・・・」
隼斗・・・?
貴方はアリアさんじゃなくて、あたしを想ってくれてるの?
「謝りたかった。でも俺は弱虫で・・・。なにも言えずに気づけば満奈は工藤の元へ行ってた・・・」
少しずつ話す隼斗。
あたしの知らない事実。
空白の日々の話。
「俺、嫌われたんだって思って・・・。すっげーショックだった。それからも俺の思いはヒートアップしていくばかりで・・・」
嫌ってなんかない。
むしろ、大好きだよ。
好きすぎるの。
「俺、もうお前がいないと無理なんだよ・・・」
弱々しい声。
「でも・・・、お前は工藤が好きなんだろ?」
「・・・はぁっ!?」
びっくりして、思わず変な声を上げた。
あたしが?
嵐くんを・・・。
好き!?
ないないないない・・・。