「…っ、いつの間に、布団に入ったのよ」 「ん〜?刹那が寝てからすぐ」 「何、あたりまえみたいな顔、して……っ」 ダメだ、涙が止まらない。 どうして何も聞かないの? どうしてそうやって、当たり前のように抱き締めてくれるの? けどどれも言葉にできなくて、いつもと変わらずニコニコしている綾瀬のほっぺたをむぎゅっとつねってやった。