その瞬間。

『・・・馬鹿じゃん』

・・・え?
やっぱり、こんな私に呆れちゃったかな・・。

『そんな事しなくたって、お前はお前だろ?
俺は、今のままの愛が好きなの。』

きゅ-ん・・・

付き合って1か月。
初めて、こんなにキュンとしました。

『だから、そんな事で悩むな?わかった?』

「うん・・。」

『わかったならいいけどよっ』

そう言って、いつもの笑顔の風摩に戻った。
私は安心しすぎて・・。

「風摩っ!大好きだよぉー」

なんて、取り返しのつかない言葉を言ってしまって・・。

「あ!・・・今のは!!」って風摩の顔見て
誤魔化そうとしたら、風摩が
『お前それ、反則。・・てか罪。』
とか言って・・・。
私を押し倒して!

長い長い甘いキスをされました。
付き合って1か月。初めてのキス。
そして何より・・・

『・・・俺・・・お前の事大好きだわ。』

「えっ・・・うっ・・うん」

『愛は?』

「もちろん、、私もだよ?」

『俺の事大好き?』

「もちろんっ・・・」
私がそういうと、風摩は私の首に顔を埋めて、
こう言ったんだ。

『・・・・愛をもらいます。』

そして・・・

『愛してる・・・・』

そして私は、風摩との初キス、初体験を
今日1か月に済ませました。
その日の風摩は、今までにないほど、私を求め
甘え、そして優しくえっちな風摩でした・・。


──風摩side

・・・初めて見る愛の体。
こいつ、本当に反則だわ。
いつも馬鹿なこいつ、いざとなると
反応も、声も顔も・・すべてが反則。
乱れた髪が余計に俺を誘う。
そして、俺は初めて、愛に「愛してる」と言った。
そして、俺はこの日・・。

愛を貰った。