そして学校はそのまま順調に終わり・・・
もう・・・風摩の家の前に居ます。私。


「・・・風摩の家に来るの初めてだね?」
隣に居る風摩に言う。
『んだな・・。汚いけど、入れよ』

「は-い・・・・。 おじゃましま-す」

入った家は、予想通り綺麗で、風摩の部屋も
整っている。もちろん、私の部屋よりも・・・
ガーン・・・。

なんか、風摩と風摩の家で2人きりなんて
変な感じー・・。

『なぁ。』

いきなり風摩が言った

「なにぃ?」
妙に重たい雰囲気のこの部屋・・。
何よこの雰囲気・・
始めてきたのにこんな雰囲気は嫌ああ!

『・・お前、なんか悩んでる事とかあんの?』
・・お前っ?
お前なんて久々に呼ばれた。


「え?別に無いよ?」

『俺のせいで悩んでるとか・・そういコト・・・』

「無いよっ?」

『そっ・・・。』

・・・なんでそんな不機嫌なの?
しかも、私の事「愛」じゃなくて「お前」って
呼んだよね??
ねぇ・・なんか怒ってるの?

「・・・どうしたの?」
私は泣きそうな声を押し殺して聞いてみた。

『別に。』

「じゃっ・・・じゃあ!なんで怒ってんの?」

無理して笑顔作ったけど、これだったらバレバレだと
私でも気付くよ・・。

『・・・俺達、隠しごとはなしだよな?』

「もちろん・・・」
え?私何か隠し事してる?
それに、さっき『俺のせいで・・』とか
言ってたよね?
私が悩んでる・・・?
全然わかんないよっ・・。

どうしようこの雰囲気に耐えられない。
どうしよう、『別れよう』って言われたら・・。

「・・・っ・・うぅ・・っ」

ヤバい・・・泣いちゃったよ・・。
止まらない・・。不安すぎて怖すぎて涙が止まらないよぉ・・。