雪とフクロウ

黒ブーツに抱えられ、わたしはお城へと向かっていた。
ってか、これはギルツさんが教えてくれたんだけど。
わたしは、なんか予言であの場所に居るってわかって助けられたみたい。

「もう喋れるようになったか、姫さま」

レータさんがわたしの顔を覗き込む。

「はい。大丈夫です」

レータさんは、わたしの返事を聞いてホッとした顔をする。

「じゃ、聞くけど。姫さま、名前なに?」

なんか、わたしけっこう名前訊かれてるよね?