こんにちは。

わたしは、地味~な高校二年生の関根愛莉。

ごくごく普通の高校生・・・。毎日バレー部に通って、夜は塾に行く。

そんな生活を繰り返してるだけ。

みんなと違うところは、最高の彼氏がいることかな。

優しくてバスケがうまくておもしろいあの人。

付き合うことになった時は、信じられなかった・・・。



「清水くん・・・。いや、清水悠太くん、ずっと好きでした。付き合ってください。」

「うん・・・。」

「えっ!?今なんてっ?」

「だから、付き合ってもいいつってんの!」

「うそーーー!?」

「ほんとだよ。おもしろなあ、愛莉は。」


悠太、あなたのがすっごくおもしろいよ?

今気付いたけどわたしたち、何気なく名前でよんでたんだね。

幼馴染でよかったな・・・。幸せ者だね、わたしは。



「真奈美、おっはよー!」

真奈美はわたしの親友。今までどれだけ迷惑をかけてきたことやら・・・。

「あ!!来たよ~で、昨日はどうだったの!?」

「おかげさまで。」

「うっそーーー!?おめでと~~~!」

「ありがと~。真奈美のおかげだよ!!」

「じゃあ、今日はバスケ部見に行っちゃう??」

「うん・・・。」
ありがとう。真奈美・・・。ほんとうに感謝してるよ。

「なに赤くなってんのよ!いいなあ~、幸せ者は!」

「真奈美のおかげだよ。ありがと。」

「え?聞こえなかった!もう一回!!」

「やだよ~~。」

すると、真奈美はわたしの髪をぐちゃぐちゃにしつつ、頭をなでてきた。