僕たちは喧嘩をしていた。 確かくだらない事が原因で、 だけれど暫く、口もきかなかった。 別に生きていく事に支障はないけれど、 だけれど何かが足りない気がした。 ぽっかりと、何かの抜けた穴があった。 その感覚を思い出してみると、 夢の中で蜜を吸っていなかった時と似ていた。 僕にとってこの幼馴染は、 本当は、生きていく為に必要なものなのかもしれない。 逆に傍に居れば、何故か落ち着く。 理由は知らない。