今でも愛しい人



「何かあったら俺に言えって言ったろ?」


「うん...」


目を逸らす


「今更遠慮してんじゃねえよ、バーカ」


「ふにゅぅ...」


竜哉があたしの頬をつねる


小さい頃からそう


あたしを励ます時は必ず頬をつねる


...ちょっとは手加減してよ...


「どうだ?ちょっとは元気、出たか?」


「うん、ありがと♪」


竜哉は嬉しそうに笑って頬から手を離した


「...痛いし...」


やっぱり毎回ジンジン痛むあたしの両頬


「悪い、つい癖で...」


「ちょっとは手加減してよ!!」


あたしは竜哉の頭を叩く


「いってぇ!!お前だって手加減しろよ!!」


「竜哉のマネですぅ」


あっかんべーをする


「こんにゃろう...」


「きゃー!!」


竜哉があたしをいじめ始めた


「あ...」


「ん?」


ふと竜哉の部屋に飾ってある賞状に目が行く