「はぁ...」
携帯をポッケにしまって来た道を戻る
「梨佳!!」
ちょっと怒り気味の彩里
やばっ...
絶対怒られるよ~...
輝はベンチに座ってあたしを見てる
...ちょっと怒ってる...
小走りで輝の前まで行く
「ごめんなさい...」
消え入りそうな声で呟いた
「...座りなよ」
「うん...」
輝の隣に座る
「梨佳ちゃん!!コレ、あげる!!」
理香ちゃんが戻って来て、あたしに飴をくれた
「ありがと!!♪」
理香ちゃんにニコッと笑った
あたしの横顔をじっと見つめる輝には気付かなかった
「...要る?」
「え?」
輝に飴を1個差し出す
「でもお前にくれた飴だろ?」
「うん。でも2個あるから、どう?」
「...じゃあ貰う」
輝の手があたしに触れた
寒いのに、あったかい輝の手


