今でも愛しい人



「どした?」


彩里が尋ねてくる


「輝が...クリスマスプレゼント忘れてきたって...」


「あらら~。また今度もらえばいいじゃん」


「...それってまたデートしろと...?」



「当たり前じゃん!!付き合ってたら毎日会いたいて思うはずだよ?」


「まあね...」


あたし、いろんな人と付き合っていながら、実際会った人って何人居る?


5人もいってない気がする


『今から取りに行ってきなさい!!笑』


『まじかよ...もう着いたんだけど?』


「もう着いたって...」


「どこ!?どこに居る!?」


なぜか彩里が探してる


「もう...彩里ったら人の彼氏だっつうのに...」


でも彩里の耳には届いてない


『どこに居る?』


『2階のベンチに座ってるよ~』


階段から見えるベンチに座って溜息


やばいぞ...


緊張しすぎて本気で吐きたい...


緊張通り越してもう帰りたい...


極度の緊張があたしを容赦なく襲った


『分かった。2階行くわ』


「あれっ?あれじゃない!?」


彩里がテンション高めで1人の男の子を指差した


あたしはその男の子をじっと見つめた