今でも愛しい人



「輝君は梨佳がタラシって知ってるの?」


「知らないよ。聞かれてないし」


...てゆうか...


「タラシって言うな!!」


亜衣の頭を叩く


「えー?だってそうじゃんかー?」


まあ...そうだけど...


「だからって言わなくていい!!」


「へーい」


「まったく...」


呆れ気味に溜息を吐く


『ついに明日だね♪』


「...輝が...」


「んっ?」


「輝が楽しみにしてる...」


「いーじゃん♪梨佳、チューしてこい☆」


「バカッ!?」


思い余って声が裏返った


「どうせ輝君、梨佳に惚れてんでしょ?」


「...そんなことはいよ...」


小さくなるあたしの声


どうせ、輝の1番にはなれない


輝の1番はきっと...元カノだ...


心の中に居座ってるのは...元カノ...


あたしじゃ...絶対変えられないんだ...


「ちょっ!!なんで泣いてるの!?」


「え...?」