「ねえ!!一緒に3組行かない??」


「3組...?」


あたしは1組で3組はすぐ近くだった


だけど...


「3組って舜、居るじゃん」


「そうだよ~♪はい、レッツゴー★」


「ちょっ...」


亜衣に引っ張られて3組に行く


亜衣は誰かに用があるようには見えない


ただ...見に来たのだろう


舜の彼女を


だけど残念


まだ舜は学校に来てなかった


ホッとするあたし


「なんだぁ、まだ来てないんだぁ」


亜衣ちゃん、あからさまに肩を落とすなよ


「そうだね、早く教室行こうよ」


「うーい」


クルリと回った


「おっと...」


急に視界が暗くなった


え!?


見上げると顔の整ったちょっと茶色の髪の毛をした男


「アブねえぞ...」


そう小さく呟いて怠そうに教室に入って行った


舜...


そう、ぶつかりかけたのが舜だった...