今でも愛しい人



「う...っ」


だけど、涙が止まらない


『ホントごめん。最初からあたし、智のこと好きじゃなかった。好きになろうと努力した。だけど...本当にそばに居てほしいと思うのは智じゃなかった』


『...あっそ。梨佳なんか嫌いだわ。最低だな、お前。一生お前を恨むから』


そうは言われてももう手遅れ


もう、後には戻れない


どう足掻いても、きっともう許されはしないだろう...


智のアドも、携番も全部消した


きっとどうせ、すぐに忘れられる


だけど心が痛い


智に最低なことした


智を傷つけた


いつもそばに居てくれてたのに...


...それでも、スッキリしてる自分が居る


そしてようやく気付いた


「あたし...」


ちゃんと輝のこと好きになれてるじゃん...


気づけば頭の中は輝だらけだった


輝に会いたい


だけど会いたくない


会ってガッカリしてほしくないよ...


「はぁー...」


ベッドに倒れ込む


そのままいつの間にか眠ってしまっていた


何もかもに疲れた...


ねえ、輝...


死んでないよね...?