『言い訳にしか聞こえない。ごめん、バイバイ』


『嫌だよ!!あたしは別れたくない!!』


もう、メールは返ってこなかった


嘘だ...


絶対信じない...


輝が居ない生活なんて...


あたし...絶対耐えきれないよ...


そうじゃん、明日になればきっと返事は返ってきてくれる


すぐに返してきてくれる


そう信じてその日は眠りについた


でも、結局次の日も、その次の日も...


いくらメールを送っても返ってこなかった


神様は...すべてを奪い去って行った


あっさりと...


「ねえ、好きってなに?」


みんなに、聞きまくった


好きってなに?


大好きってなに?


愛してるってなに?


何なの、もう...


輝が居なくなった今、あたしはようやく気付いた


輝が心を支えてくれたことに


でも今更それを伝えてどうするの?


輝が居なくなってるのに、伝えてどうするの?


それで輝は帰って来てくれる?


...絶対無理だ...