今でも愛しい人



輝...?


あたしの左手が行き場を失っていると輝の右手が触れた


そのまま輝と手を繋いでキスに集中する


...?


何か、違和感を覚えた


長くないか...?


「っ!?」


あたしの唇に輝の舌が触れた瞬間、突き放した


「は...は...」


まず酸素を吸いまくる


死ぬ...殺される!!!


「梨佳」


「うぉっ...」


輝に引っ張られて、後ろに倒れそうになる


「そばに...居てくれるよな...?」


「当たり前じゃん」


だから、そんな声で言わないで


「あたしは、どこにも行かない。輝のそばに居るよ?」


「うん...」


ねえ、顔を見せて


あたし、顔を見て言いたいよ


「あたしはやっぱり輝しか要らない。輝を愛しく想ってるんだよ?」って


だから、心配しないでよって


あたしだけを必要としてよって


ねえ、輝


あたし達、別れないよね...?