「まあいいか。こっちおいで」
輝が手招きしながら歩く
「?」
あたしは輝の後ろを歩く
「どこ?」
「ここでチューしようぜ」
「...はい?」
え、ここで!?
暗いけど...どう見ても工場の駐車場ですよね!?
「え!?でも人、居るよ...?」
遠くの道路には確実に人の影
絶対怪しまれるって!!
「いい。どうせ暗いから見えてねえって」
「でも...っ!!」
言い終わる前に輝があたしを後ろから抱き締める
「ちょっ!?」
「俺、梨佳と離れたくねえよ...」
「輝...?」
顔が見れないよ、輝
顔を見せてよ、輝
そしたらあたし、抱き締めてあげるから
「大丈夫だよ」って言うから
悲しい顔であたしを見ないでよ
あたしは...輝を1人にしないから
ねえ、輝
ちゃんとあたしを見て言って?


