今でも愛しい人



「梨佳ー、どっか行こうぜー」


輝があたしの浴衣の袖をグイグイ引っ張る


「え、なんで?」


「....」


輝は何も言わずに視線を外した


「え、なに?」


輝を見上げるとてれてる表情


その顔を見たらあたしも照れてきた


分かっちゃった...


輝、キスしたいんだね...


「梨佳、行こうぜ」


輝があたしの腕をグイグイと引っ張った


「ちょっ...」


しょうがないから輝について行った


輝なら...大丈夫


あたし、輝とならなんでもできる


だから...輝と一緒に居たいよ


「輝、この場所に詳しいの?」


「いや、全然」


「えっ」


全然ってことは...?


「迷子になるじゃん!!」


「別にいんじゃね?俺、梨佳とならどこでもイケるし」


「いやいや...貴方ね...」


ダメでしょ、それは


夜だし...