今でも愛しい人



「この道をまっすぐ行けば着く」


「ありがと、竜哉」


「いーえ。危険な目に遭いそうだったらすぐに俺を呼べよ?」


「うん、ありがと。じゃあまたメールするね?」


「おう」


竜哉と別れて駅に向かう


でも駅に着いても輝の姿はない


「あれ...?」


携帯を開いたらメールが来ていた


『俺、近くの池まで来たから迎えよろしく』


...はい?


え、来る途中でもしかしてすれ違った感じ?


あたしは来た道を引き返した


輝の携帯、もう充電がないらしい


だからあまりメールをしないようにしてる


「どこに居るんだよぉ...」


祭りに行く途中の池を通り過ぎる


ふと後ろに人の気配を感じた


でも振り返るのも怖い


だって!!


一応夜道だし...


あたし、怖がりだし...


でも確実に誰か居る!!


振り返ろうか


でももし違ったら...


あたしはついに意を決して振り返った