今でも愛しい人



「はぁー...」


あっという間に夏祭り&地区大会(団体戦)の日


「梨佳、どうかした?」


瀬理が心配そうに聞いてくれる


「え?あ、何でもないよ?」


「そ。ならいいや」


瀬理は安心したように練習をしている団体戦の相手を観察した


「梨佳、結局どうするの?」


美怜が小声で聞いてきた


「行くよ」


負けてたまるか


別れてたまるか


あたしは...輝の笑顔を守るから


輝自身の心を守るから


「ふーん」


美怜は何か安心したように笑って鼻を鳴らした


「はぁー...」


それでも溜息が出る


どうしよう...


まず試合があるのにもう祭りのことで緊張してきた...


「でも梨佳、どうやって彼氏と会うの?中学違うんでしょ?」


瀬理が相手の練習風景を見ながら聞いてきた


「え?あぁ、彼氏電車で来るらしい。あたし、駅までお迎え~」


「それでも大丈夫なの?梨佳、方向音痴でしょ?」


成美がお菓子を食べながら言う


成美...おかしいぞ、それ


お菓子を食べながらサラッとひどいこと言うなよ